看護師 募集 東京

眼科の看護婦さんの中で、ホンモノは誰だ?

眼科の診療所を訪れると、お医者さん以外にも白衣を着た方スタッフが大勢いて、視力の検査などをしてくれるのですが、あの方々は、みなさん看護師さんなのでしょうか。実は看護師ではないスタッフが多いのが、眼科の特徴といえるかもしれません。ここでは、眼科の医療を支えるスタッフについて考えてみたいと思います。

そういえば眼科の帰りに海鮮が食べたくなって、食べログで近くで食べられるところを探したんですけど、そんなときに以前から聞いてはいたまるはに行ってきました。まるはって知名度はかなりあるんだけど、なかなか田舎のほうにあるから行くのは難しかったから、食べログのおかげでかなり助かりました。定食とかもしっかりあるから、自分の気分で好きなものが食べられるのがとっても素晴らしいですね。

とはいうものの、眼科にも看護師さんはちゃんと存在しています。以前の看護師さんはナースキャップをしていたので、ひと目見るなり他の職種と見分けがついたのですが、ナースキャップが廃止されている現在では、見た目ではわかりません。眼科の看護師の業務といえば、視力検査や屈折検査といった検査業務、洗眼、点眼といった細かい処置、それに手術への立会いや術後のケアなどが挙げられます。

眼科の手術といえば、主に白内障・緑内障・網膜剥離などが挙げられますが、手術時間は概ね30分から1時間程度で終わります。3時間を越えることなどほとんど無いのですが、その分回転が速く、回数が多くなってしまうのが眼科の手術の特徴と言えるかも知れません。また、眼は繊細な器官であり、術後の管理やケアは極めて重要です。視力の低下や失明は、それだけで患者さんにとっては極めて大きなストレスになるので、メンタル面でのケアでも看護師は重い役割を担っています。

ところで、眼科には、医師と看護師以外にも国家資格を保持したスタッフが存在します。それは視能訓練士。看護師などに比べるとまだまだ歴史は浅いのですが、眼科に関する様々な検査(視力・屈折・眼圧・視野など)を行って、的確なデータを医師に提供するとともに、弱視・斜視といった眼の機能に障害を持つ人の矯正訓練を行うスペシャリストです。

視能訓練士は他にも、様々な原因で視力低下を来たした人々のリハビリテーション指導を行ったり、地域や職場の集団検診や学校検診などで、視力に関するスクリーニングを行うなど、眼の「見る・見える」という部分に特化した専門家といえるかもしれません。 

眼科には医師・看護師・視能訓練士といった国家資格保持者以外に、日本眼科医会が認定する眼科コメディカルという資格を保持したスタッフもいます。眼科検査員や眼科診療補助員と呼ばれることもあります。主な業務は、視力等の検査や眼科医療の補助です。窓口や会計などの医療事務を兼務する場合も多く、国家資格を保持する視能訓練士ほどの高い専門性はありませんが、眼科におけるチーム医療の一翼を担っています。

眼の症状は外部からは判り難いので、検査は極めて重要な意味を持ちます。そのため、検査のスペシャリストの養成は、眼科の診療の質の向上に直結します。そして今日の眼科医療は、多くの専門スタッフによる分担、協力の下に成立しています。

活躍の場は世界~海外を目指す看護師のためのパスポート

地元の病院で、毎日身近に患者さんのケアをする白衣の天使…それはそれでやりがいのある仕事だけれども、病院の中だけが自分の知っている世界の全てというのも、なんだもったいない気がする。本当の世界はもっと広い。ワタシは広い世界で活躍する、そんなナースになりたい。世界はそんなあなたのために、舞台を準備して待っています。さあ、勇気を持って羽ばたきましょう。

ナースが海外に活躍の場を求める場合、大きく二つのパターンが考えられます。一つは発展途上国や災害・戦乱によって傷病者が数多く発生しているような場所で、医療支援に当たるパターン。もうひとつは欧米などの医療先進国で、大学などに留学したり、実際に医療機関に勤務して、キャリアアップをはかるというパターンです。

どちらの場合でも、必ず必要になるのが語学力です。医療業務に従事するのですから、日常生活レベルの会話能力では、不十分と言わざるをえません。医師や患者、現地スタッフとのしっかりとしたコミュニケーションを確保するためには、医療に関する専門用語や、細かなニュアンスが汲み取れる英語力が必要です。一般にTOEFLのスコアで500~550点程度の英語力が、最低でも必要であるとされています。海外で活躍を夢見るならば、まずは英語に取り組むことが第一歩となります。

医療制度が国によって違うように、看護師の資格も国によって違います。従って、日本の看護師免許を持って海外の医療機関でそのまま働くことはできません。ですから、原則としてはその国の看護師試験を受験しなければなりませんが、日本での看護師資格の取得者は、登録によって資格が発給されるイギリスやオーストラリアなど、多くの国で優遇されています。

一方アメリカでは、GFNS(外国看護学校卒業生審議会)試験の合格が義務付けられています。これは基本的な英語力や医療知識を問う試験です。英語は別にしても、医療知識に関しては、日本の一線で活躍中の看護師にとっては、問題の無いレベルのようです。また、アメリカの医療現場では、語学力以上に主体性や判断力が重視され、研修も充実しているので、スキルアップするためには、厳しいけれども理想的な環境といえます。

いきなり現場はちょっと不安…そんなあなたには、留学をお勧めします。現在の主な留学先としては、アメリカ、カナダ、ニュージーランドの国々が挙げられます。形態は、大学やコミュニティーカレッジへの編入や、短期間現場体験できるインターンシップなど様々ですが、看護師資格があるならば、医療英語を含む語学を中心に学んで、一年程度で現場で働くことができる資格が得られます。看護師資格が無い人も、大学に入学して一から学んでの資格取得も可能です。

最後に、海外での医療支援についても触れておきたいと思います。その多くは、ボランティアとして携わることになります。期間は休暇を利用した短期のものから、一年以上に及ぶ長期のものまで様々で、渡航費用等は原則自己負担となります。危険を伴う被災地や紛争地で、物資の供給も厳しい中、今そこにある命を救うべく全力で医療に取り組む活動は、医療者としての原点に立ち返る経験となります。ある意味では、留学以上にナースとしての成長をもたらしてくれるかもしれません。語学力はそれほど問題になりませんが、厳しい環境の中で医療に取り組む覚悟は問われると思います。

決して後悔しないために~医療ミス防止のためにナースができること

決して忘れてはいけないことは、人間は必ずミスを犯す動物であること。これは、絶対に変えられない原則です。そして、二番目に忘れてはならないことは、医師や看護師のミスは時として患者の命を奪ってしまう可能性がある、許されないミスだということ。医療ミスについて考える時には、この二つの事実を心に深く刻み込んでおくべきです。それでは、決して許されないけれども、必ず犯してしまうであろう医療ミスについて、どのような対策が考えられるのでしょか。

医療ミス防止の大前提として、法令の遵守があります。医療者が守らなければならまい法令としては、医師法や保健師助産師看護師法(保助看法)、それに厚生労働省や各自治体からの行政通達などが挙げられます。基本的知識として知っておくだけでなく、法改正や新しい通達があった場合も、その内容をよく理解しておく必要があります。もし、法令違反が原因の医療ミスが発覚した場合は、もはや言い訳の余地などありません。医療機関全体が厳しく責任を問われ、加担した医師や看護師は場合によって刑事罰が課せられます。責任を恐れてに事実関係が隠蔽されてしまうようなら、それこそ本末転倒であり、医療に携わる資格はありません。

法令の遵守という観点で問題になるのは、法解釈の違いから生じるグレイゾーンです。よく引き合いに出されるのは、看護師による動脈採血です。動脈に注射針を刺す行為は大変危険なのですが、法律が明確に規定していないので、医師の指示で看護師が行える行為なのか、たとえ医師の指示があっても看護師が拒否しなければならない絶対医行為なのかの見解が、分かれているようですが、行政側は概ね絶対医行為と見ているようです。ところがこの動脈採血に失敗して、責任を問う患者や家族と、事実関係を隠蔽しようとする病院側との板ばさみになって、苦しんでいる看護師が存在する状況もあるようです。こうした医師が行うべき危険な行為は、無事成功したかどうかにかかわらず、実行した判断そのものが医療ミスだといえるでしょう。

医療ミスを防ぐための第一歩は、スタッフ間の情報の共有、共通理解です。患者さんに関する様々な基本情報から、法令に関する理解まで、共有すべき情報はたくさんありますが、医療ミス防止の観点から特に大切にしたいのが、所謂「ヒヤリ・ハッと」と呼ばれる情報です。医療従事者なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。日頃の業務の中で事故に至らないまでも、内心ヒヤリとしたりハッとしたりした経験は、誰にでもあるものです。そんな危険の芽を摘むためにも、日頃からヒヤリとした経験を互いに報告し、分析し、得られた理解を共有して対策を講じることが効果的です。

また業務そのものを幾重にもチェックする習慣をつけることも、ミスの予防になります。患者の症状や看護方針から、投薬の内容に至るまで、同僚看護師相互や上司のダブルチェック、トリプルチェックを受けることで、勘違いなどによるミスを防ぎます。また、医師の指示や申し送りなどの伝達事項は、その都度声に出して復唱することも、同様のミスを防ぎます。医薬品の名称は紛らわしいものも多く、また数量的にもゼロをひとつ見落とすだけで量が10倍になってしまうものなので、間違いを防ぐためにも、声を出して互いに確認することが大切です。

ただ、人間のやることである以上、それでもミスは起きてしまいます。あらゆるミスを想定し、いざ起きてしまった場合の対応をしっかりとシュミレーションし、マニュアル化しておく必要があります。何か起きてから「想定外でした」と言い訳し、あわてて対応策を講じているようでは危険です。あらゆる事態を想定し研究することが、医療ミスそのものの防止に役立つのです。

ワタシはナースに向いてない?看護師の適性を考える

ワタシは看護師に向いているのか…このまま続けてよいのか…そんな風に思い悩んでいる人は、案外多いのかもしれません。それは、看護学生でも、新米の病棟ナースでも、部下を率いるベテラン看護師長でも、立場によって悩みのレベルは様々ですが、看護師は心の底でこの問いを発し続けているのではないでしょうか。看護師は、遣り甲斐がある憧れの職業ですが、それだけ責任も重いので、当然の事かもしれません。ここでは原点に戻って、看護師の適性(向き・不向き)の観点から、理想の看護師像を考えて見たいと思います。

よく、スポーツ選手の適性を表現するのに、心・技・体という言葉を使います。精神と技術と身体能力の三つが、高い次元でバランスが取れていてこそ、一流のアスリートとされます。看護師の適性もスポーツ選手のそれに似ていて、この三つの要素に当てはめて考えると、理解しやすいと思います。

まずは心…精神状態や性格、思考方法など看護師としての内面について考えてみましょう。

看護師の仕事は、夜勤があるなど時間的に不規則な上、時に人の生き死にの現場に立ち会わなければならないなど、強いストレスに晒されます。自分の仕事に患者さんの命がかかっているという状況は、無責任な人もちろん、気が弱い人にも向いているとはいえません。責任感は当然ですが、ストレスに強い耐性があったり、上手に気分転換ができる人の方が向いているといえます。

しかし気分転換がいくら上手くても、大雑把でいい加減な性格の人は、やはり看護師には不向きといえます。薬剤の投与や、器具の清潔や汚染の判断など、看護師は細やかで厳格な仕事を求められる場面が多いので、やはり几帳面で注意力の行き届いた人が向いています。アバウトな判断は、時に患者さんの命を奪いかねないのですから。

また患者さんを思いやる気持ちは当然必要ですが、情に溺れて判断を誤ることは許されません。患者さんやご家族に愛情を込めて接しつつも、常に冷静に状況を観察し、的確に判断を下さなければなりません。優しい人でも、目の前の出来事にすぐに感情的に流される人は、決して向いているとはいえないでしょう。

そして何より、謙虚であり正直であること。生命の尊厳の前で、自分の未熟さや無力さを理解し、失敗を正直に認め、謙虚に見つめることが出来ることが、次のステップに繋がることを忘れてはいけません。言い方を変えれば、初心忘るべからずということでしょうか。

次に技…看護師としての技術について考えます。

プロの看護師ですから、当然必要とされる技術が無ければ話になりません。しかし中には苦手な作業もあるものです。もちろん才能に恵まれた人もいます。注射の技術はセンスが全てだと言い切る専門家もいるようです。確かにセンスのある人は、看護師に向いているといえます。では、センスの無い人はどうすればよいのか…。当然努力で補うしかありません。技術センス以上に、訓練によって技術を磨き続けることが必要になります。少なくとも努力を積み重ねて、センスの無さを言い訳にしない人が、本当に看護師に向いているといえるでしょう。

最後に体…身体について考えます。

「医者の不養生」という言葉がありますが、医師や看護師が健康を害していたのでは、よい仕事は出来ません。看護師の仕事は精神的なストレスも多いのですが、肉体的にも激務といってよいでしょう。不規則な勤務時間の上に、看護の仕事そのものが重い肉体労働を伴います。ですから、健康体であることが、看護師の重要な適性であるといえます。疲れて抵抗力が落ちた体で、感染症の患者の看護…考えただけでも怖いですね。日頃から自分の健康を十分に自己管理できる人が、看護師に向いているのは確かです。

白衣の天使と悪魔のイジメ~ナースの噂の真実

白衣の天使と呼ばれる看護師は、患者さんにとっては優しくて慈愛に満ちたまさに天使…の筈なのですが、その職場には悪魔のようなイジメが存在するという噂が絶えません。看護師は表面では仲良くしていても、裏に回れば罵り合いがスタンダードなんて話もあります。果たして真相はどうなのでしょうか。

看護師の仕事は、過酷です。多くの看護師は、昼夜を問わない不規則な環境の中で、患者さんやその家族に笑顔で寄り添いながら、医師とともに病気の治療に当たります。厳粛な人の生死の現場に立ちあうこともありますし、時には患者さんに病気や治療への不満をぶつけられたり、セクハラまがいの要求をされる場合もあります。白衣の天使たちも、生身の人間である以上相当大きなストレスに晒されていることに間違いはありません。

休日が不定期で夜勤伴う不規則な生活は、人間関係を内向きの狭いものにしてしまいます。病院外の人間関係が広がりにくいので、どうしても病院内の人間関係が全てということになりがちです。必要以上に濃密な人間関係は、更なるストレスの原因となります。濃密な人間関係がプラスの感情(好意・共感・信頼など)に支配されていれば良いチームワークを生み出しますが、人間はマイナスの感情(嫌悪・嫉妬・不信感など)を捨て去ることができません。マイナスの感情が支配すると、人間関係はストレスにつながり、イジメのような問題を誘発します。脳科学的に女性は共感脳を持つとされますが、女性の割合の多い職場でマイナス感情の共感が形成されると、歯止めが利かなくなると考えられます。

こうした人付き合いの狭さは、異性と出会いの機会を限られたものにする原因にもなり、看護師が潜在的に抱えるストレスの要因になっています。職場内に男性スタッフが居れば、その目を気にしてイジメが抑制されるという見方もありますが、反面その男性との関わりかた次第で、嫉妬や羨望の対象にされ、イジメに発展する場合もあります。偶然休みが同じ日に重なったために、院内で不倫の噂を流され、最終的に退職を余儀なくされるという悲惨な実例もあります。

では、具体的にはどのようなイジメが繰り広げられているのでしょうか。無視・悪口・仲間はずれなどは、まるで中学生のイジメみたいですが、内向きで濃密な人間関係の中では、やられた方は相当の痛手になります。私物を盗んだり、隠したり、捨てたりということもありますし、様々な方法での業務妨害あります。また、上司や古参看護師によるパワハラもあります。悪い噂を流したり業務妨害をする時に、わざと患者に加担させるというような、看護師としての倫理観に疑念を持たざるを得ないイジメもあります。白衣の天使に対する憧れが、音を立てて崩れてしまいそうですね。

一般的に、待遇の良い職場はイジメが少ないようです。居心地の良い職場環境や、適切な報酬により、ストレスの原因となる要素が少なかったり、上手く発散されていれば、イジメは確実に減少するのです。逆に言えば、イジメというストレスが新たなイジメを再生産するので、イジメを放置しないことも肝要といえます。

イジメを放置しないためには、院長や看護師長など管理職のリーダーシップが欠かせません。当然、管理職にはイジメの当事者に対するカウンセリングや、部下に対する日常のストレスマネジメント、コーチングの技術が必要になります。イジメに足を引っ張られることなくチーム医療の質を維持するためにも、病院全体で取り組むべき課題といえます。

看護婦さんのシンボル・聴診器の選び方と使い方

看護婦さんののシンボルといえば…ナースキャップは今ではほとんど見られませんが、白衣と首から提げた聴診器は、その地位を失うことはないようです。医師や看護師の永遠のシンボル「聴診器」について、考えてみたいと思います。

聴診は、打診、触診とともに古くから行われている診察方法で、医師が直接患者さんの体に耳を当てて音を聴く直接聴診法と、聴診器を介して音を聴く間接聴診法があります。何の音を聴くかというと、主に心音、肺の呼吸音、血流音などで、これらの音の異常や変化を聴き分けて、診断や治療に役立てています。

聴診器は、1816年にフランスのルネ・ラエンネックによって発明されました。形状は木製の筒形で、片耳で音を聴いていました。その後、ドイツのトラウベが筒型から漏斗形に改良して、集音能力が向上しました。この時点で、基本的な原理は現在のものと違いはありません。その後木製だった本体はゴム管に代わり、1855年に両耳で音を聴くタイプがアメリカのカマンによって開発され、医師のトレードマークとして認知されるようになります。

1926年には呼吸音と心音を切り替えて使用するダブル聴診器が登場し、そして1967年、高級聴診器のブランドにその名を残すドイツ人医師デイビッド・リットマンが、小型軽量化した聴診器を開発し、現在でも使用されています。もちろん更なる技術的進歩は現在も続いていて、アンプを内蔵して微弱な音を増幅して聴けるデジタル聴診器や、左右の音を分けて処理することで立体的に聞こえるステレオ聴診器があります。

病院によっては支給品や病棟共有の聴診器を使用する場合もあるようですが、看護師は自分専用のものを持つのが一般的のようです。理由は、性能的に納得できるものを使用したいということと、イヤピース(耳あて)の部分が耳垢で汚れやすいので、他の人と共有するのは避けてたいということのようです。

聴診器は玩具レベルの安価なものから、数十万円もする高級機まで、様々な種類があります。そして、価格同様に性能の差も激しいので、購入する際は自分が要求する性能を十分に満たしている聴診器かどうか、十分に検討する必要があります。プロの医師や看護師は、自身の患者に対するフィジカルアセスメント能力に直結する道具なので、微弱な音でもしっかり捉えられる性能が必要で、最低でも3~15万円程度ものを購入しています。一方、看護助手などが血圧測定に使用する程度の聴診器ならば、2~3千円のものでも十分だといえます。

最近は、ゴム管やイヤピースに、定番色の黒やグレー以外に、パステルカラーなどのカラフルな色を使用した聴診器もあります。殺風景になりがちな医療現場で、看護師のさりげない個性の主張とともに、患者さんの緊張感を和らげることにもつながっているようです。満足できる性能と同時にオシャレな色使いも、聴診器選びの基準になっているようです。

生命の最前線!ICUの看護師の心得帖

ICU(Intensive Care Unit)は、集中治療室とも呼ばれます。生死の境を行き来する、正に命のの最前線であり、また病院内においてER (Emergency Room=救急救命室)と並ぶ花形部署という見方もあるようです。果たして実態はどうなのでしょうか。

ICUは、通常各診療科から独立した形で設置されている場合が多いようです。病棟で重篤な症状に陥ったり、あるいは救急搬送後や手術後に、継続的で慎重な状態管理を必要とする傷病者を収容します。そこでは、呼吸、代謝、循環などに重篤な急性症状を抱えて時に死線をさまようような患者に、24時間体制で集中的な治療を行い、回復を図ります。状態が改善、安定したところで、患者は一般病棟に移されます。

重篤な患者に対応するために、ICUは、他の一般病棟よりも体制が強化されています。通常患者の主治医は、それぞれの担当診療科の医師がその任にあたりますが、ICUでは更に、集中治療医や麻酔科医が経過を継続的に観察し、タイミングを誤ることなく投薬などの治療行為を行います。また、ICU独自の医療機器の管理を行う臨床工学技士を配置したり、看護師を一般病棟より多く配置しています。したがってICUは、最先端のチーム医療の現場だといえます。

チーム医療の現場で何よりも大切なのは、チームワークです。それはICUの全スタッフに共通することで、看護師も当然例外ではありえません。非常に危険な状態の患者を看護し、時に生死に直面する現場は、看護師にとって相当なストレスがかかります。そんな中で、そんな中でスタッフ同士が互いに信頼感を醸成し、緊密に連携しながら治療を行うには、それぞれのスタッフの精神的な強さ、信頼性、協調性、コミュニケーション能力が必要になります。

ICUの看護師は、重症で生命の危機にある人間を看護しているのだということを常に念頭におきつつ、患者とその家族に接する必要があります。当然治療が最優先なのですが、そこには深い思いやりや心遣いがあるはずです。ICUの現場は、スタッフ以上に患者にすさまじいストレスがかかる場所です。中には、過度のプレッシャーから精神状態に異常を来たす場合もあります。そんな患者を精神的に支えるのも看護師にとって重要な役割であり、必要な能力であるといえます。

ICUには最先端の医療機器が装備されていますが、そうした機器や薬剤に囚われたり、頼り切ったりすることは、看護師として厳に慎まなければなりません。患者の多くは会話も困難な状況ではありますが、看護師は自らの感覚を研ぎ澄まし、患者の表情や全身状態から、敏感に、そして総合的に患者の症状を捉える力=フィジカルアセスメントの能力を高める必要があります。

ICUは、あらゆる意味で厳しい現場です。ですから、ICUの看護師は他の病棟看護師以上に、自己研鑽に努めなければなりません。院内でのチームカンファレンスや院内外での研修会に、積極的にさんかして、勉強の機会としてもらいたいものです。ICUにおいて熟練した知識、技能を持つ看護師には、「集中ケア認定看護師」という日本看護協会の認定制度があります。キャリアアップの上からも、こうした認定資格を目標にするのは、自分を磨くよい方法です。

白衣の天使復活!潜在ナースのための復職支援

今、医療現場は、看護師不足が問題になっています。医療制度変更で、従来入院患者10名に対して、看護師1名の配置となっていたのが、入院患者7名に対して1名と、看護師の配置基準が変わったのが主な原因だとされています。ですから各病院では、看護師の資格を持ち勤務した経験のある方を、厚遇で再雇用する動きが活発です。中には、10年ぶりに現場復帰なんてかたもいらっしゃいます。もし、あなたがかつてナースとして働いた経験をお持ちなら、このチャンスに現場復帰しませんか。

とはいえ、ブランクが長ければ長いほど、不安が付きまとうのも事実。日進月歩が著しい最新の医療機器や、高度化する医療技術についていけるのか。また、患者さんの命に関わる繊細な看護技術を、失ってはいないだろうか。再教育は、ちゃんとやってもらえるのか。手がかからなくなったとはいえ、まだまだ子育てが終わった訳ではないが、夜勤や残業など上手く対応できるだろうか。待遇面はどの程度期待できるのか…数え上げたらきりがありませんね。

しかし、心配後無用。優秀な経験者を出来るだけ多く確保するために、各医療機関は万全といえる体制を整えています。まず、最新医療機器などの動向を含む再教育の面では、従来新人看護師に行われてきたのと同様のプリセプターシップに加えて、病院全体のサポートによる研修や院外の研修など、十分な再教育プログラムが組まれています。また、希望する診療科や勤務形態が実現できるように再就職希望者と病院と仲介するエージェントも存在するので、待遇に関する不安も解消できます。

では、実際に復職の手順を見てみましょう。以前勤めていた病院が募集していたり、上手い具合にコネがあったりすればよいのですが、そうでない場合は、普通、企業の行っている看護師の転職・復職サービスに登録するところから始めます。登録時に、希望する条件(待遇、勤務時間、再教育、院内保育など)を提示し、サービス会社側が条件に合う病院を探します。サービス会社が条件に適合する病院を提示し、本人が希望すれば面接を経て採用という流れになります。

同様の看護師再就職の支援事業は、地方自治体が行っているところもあります。希望者は自治体の外郭団体に登録し、医療機関とのマッチングが図られます。やり方としては概ねサービス会社と同様ですが、研修費用の負担や、医療機関への給与の助成があるのが特徴です。

確かにあなたが以前看護師として活躍していた頃とは、医療の現場は何もかもが変わってしまっているかもしれません。しかし、看護師にとって一番大切なものは、間違いなくフローレンス・ナイチンゲールの時代から何一つ変わっていないはずです。さあ、勇気を持って一歩踏み出しましょう。現場は、あなたの復帰を心待ちにしていますよ。

中卒のワタシが白衣の天使になるための細い道

女の子が一度は憧れる「白衣の天使」。しかし、様々な事情で高校進学が難しいワタシは、やっぱり夢をあきらめるしかないのでしょうか…。いいえ、決してあきらめる必要はありません。それは、決して生やさしいくはない、細くて険しい道のりだけれど、中卒のあなたにも「白衣の天使」への道は、閉ざされてはいないのです。

その険しい道のりの第一歩は、准看護学校への進学です。もちろん入試があります。中学校の教科が受験科目になりますから、受験対策は高校入試と同様になります。ですから、もしあなたが高校受験の勉強がいやで、准看護学校を目指そうと考えているならば、残念ながら「白衣の天使」の夢はあきらめなければなりません。准看護学校は高卒者や大卒者も受験するので、見方を変えれば高校入試よりも厳しい競争です。甘い考えでは到底合格はできません。

入試では、他に面接や小論文が課せられます。そこでは、志望の動機が重要視されます。そこから先の厳しい道のりを歩いていくにあたっての心構え、覚悟がしっかりとできていることが肝心。そのためにも「なぜ、ワタシは准看護学校を目指したのか」という動機付け(モチベーションともいいますね)がしっかりしていることが大切です。 

准看護学校の課程は、通常2年間です。その間は、午前中病院で看護助手のアルバイトをしながら、午後から学校で勉強するというライフスタイルが一般的です。そして2年後、准看護師となります。そして准看護師として働きながら、正看護師を目指します。しかし、険しい道はまだまだ続きます。

近年准看護師の採用は、減少傾向にあります。就職するための資格という意味でも、次に目指すのは正看護師ということになります。正看護師を目指すには、大きく二通りの道があると思ってください。ひとつは、10年間准看護師として経験を積み、看護師の国家試験の資格を得る方法。もうひとつは、正看護師の養成学校に通うという方法です。

ただ、准看護師は病院の経営側から安価な労働力と見られている面があるので、職場環境や待遇は、必ずしも良いとはいえません。そんな中で国家試験の受験資格を得るために10年働くのは、その後の試験対策の事も考えると、時間がかかるばかりで、あまりメリットがあるとは思えません。やはり、働きながら正看護学校に通うのが普通です。

准看護師が働きながら正看護学校に通う場合、勤務する病院のバックアップがある場合があります。給料は低いですが、学費の負担やお小遣いの支給がある場合もあります。ただし卒業後、その病院で数年のお礼奉公(他の看護師より低い給与での勤務)を求められることがあります。

当然、正看護学校にも入試があるので、准看護学校での勉強も、おろそかにすることはできません。合格すると、昼間准看護師として働きながら、午後から夜間、学校に通うことになります。そこで3年間学んで、国家試験を経て、憧れの正看護師ということになります。ですから、中学卒業から最短5年で看護師になる道があるということです。

ただし、ここで示した道は、最も過酷で険しい道のりであることをよく覚えておいてください。言い換えると、もっとも脱落する危険性の高い道なのです。おそらく看護師養成コースのある高校や、大学に進学する方が、夢を実現する確立がより高まるのは事実です。ですから、もしあなたが本気で看護師を目指すのならば、もう一度他の道についても、よく考えてみることをお勧めします。

警告!看護師による動脈採血は違法の恐れあり…

看護師による動脈採血は違法なのか。看護師さんによる採血なんて、珍しくもない日常風景のような気がします。しかし、それは静脈採血。動脈となると話が違います。そして、そこには医師と看護師の仕事の境界線に関わる、深い問題が存在するのです。

20年近く公立病院に勤務するベテラン看護師に尋ねてみると「自分はやらない、やったこともない」と即答されました。彼女によれば、あらかじめ医師の手で、器具による採血ルートが確保されていれば可能性はあるが、原則としてやらないそうです。そもそも、動脈血管に針を刺す行為そのものが大変危険であり、針を抜いた後も処置が必要なので、看護師は行わないということでした。

実際多くの病院では、看護師に動脈採血は行わせません。明確に医師法に違反するとする立場の病院もあります。しかし一方で、医師法や保健師助産師看護師法(以下保助看法)や行政通達が明確に禁止していない以上、医師の指示の下で行える行為として、看護師が行っている病院もあります。正にグレーゾーンですね。

看護師の業務は、保助看法で病人やけが人、出産前後の女性の療養上の世話と医師の診療の補助と定義されています。つまり療養上の世話の範疇に入らない全ての医療行為は、医師の補助として行われるというのが、法律の立場ということになります。昭和26年の行政通達では、この看護師の業務の範囲内でも、特定の業務は医師の直接的指示が必要であるとしています。

ただ、看護師のすべての医療業務に逐一医師が指示を出していたのでは、効率的とはいえません。ですから危険性が低く日常的な行為に関しては、医師からの包括的支持があったとの解釈で、看護師が業務に当たっています。また、それよりやや危険性が高く、専門性が求められる行為も、医師の個別具体的指示の下で、看護師が行う場合があります。ここまでが、看護師が行える行為です。

逆に、医師の指示があっても行ってはならない(拒否しなければならない)絶対医行為というものがあます。これは、厳格に医師にしか行えないもので、看護師が行うと、懲役や罰金などの刑罰に処せられるものです。具体的例として放射線の照射、眼球注射、などが挙げられています。

それでは、動脈採血は個別具体的指示で行えるのでしょうか。それとも絶対的医行為なのでしょうか。医師の中には、動脈採血は技術的にはそれほど難しくないとの意見もあります。しかし、危険性や事故時の結果の重大性を考えると、絶対医行為に分類すべきであるといえます。そして、その線引きが曖昧なまま運用されているのは、制度の不備といえます。たとえ事故が無くても、その医行為が理由で、ある日突然看護師を犯罪者にしてしまう可能性もあるのです。

現在、看護師の業務として行わる静脈注射は、10年以上前は看護師が行う事が禁じられていました。薬の効きが早く、副作用の危険が大きいというのが理由です。しかし、現実には多くの看護師が静脈注射を行っており、実態とかけ離れていることから、平成14年の行政通達で、看護師の業務になりました。それは事故発生時、医師ではなく看護師に第一義的責任があることを意味しているともいえます。

グレーゾーンのまま危険性の高い動脈採血が行われ続けても、静脈注射のような経過で容認されていくとは限りません。その静脈注射でさえ看護学校での実習が不十分で、若手看護師の技量低下が問題視されている状況があり、そんな中での看護師による動脈採血は、あまりにリスクが大きいといえます。そして、結果としてそのリスクの大部分を背負わされるのが、患者さんであることを、医師や看護師、行政を含む全ての医療関係者は再認識し、一刻も早くグレーゾーンを解消するべきだといえます。